午後何気につけたTVで、ペットロスに関する特集を観た。
本当に心から愛したペットとの別れは寂しい。。
仕事柄、多くの愛しい犬達との悲しい別れを経験している。それ以前に幼い頃から飼っていた何頭もの犬との別れも経験している。
個人的思い出をお話しするなら、別れというには悲しすぎる「お別れ」がある。
愛犬ジョンとの別れは、小学3年ある夏の日だった。。
ジョンは、茶色の雑種の雌犬で道端で震えていた仔犬だった。本来犬好きだった父に、ずっと面倒は見るからと、許可を貰い飼った。嬉しかった。本当ほんとうに可愛かった。そして可愛がった。
共働きだった両親、冬の夕方、母の帰りを犬小屋の前でジョンを抱きながら待った。母はそんな私の様子を不憫に思ったそうだが、私はジョンと一緒だったから寂しくなかった。アルバムの写真の中で、ジョンは私が紙で作った洋服を着て茶色い瞳で笑って?いる。
ある日、ジョンは6匹の子犬を産んだ。父が作った犬小屋の穴から小さなカワイイ尻尾がのぞいて揺れていたのを鮮明に覚えている。むくむくと可愛い仔犬たちは、幸い全部貰い手も決まった。
そして夏の日、学校から帰るとジョンがいなかった。
どうして・・・。。。なぜ?
父が言った「ジョンはどうしても欲しいという農家のおばちゃんにあげたんだよ」と。
すごく抗議したけれど、いっぱい泣いたけれど、結局どうにもならなかった。
その後も、また犬を飼い続ける人生の中で、その時を今でも忘れられないのに、どう受け入れたのかが、思い出せないのは不思議だ。が、記憶のどこかでジョンは、広い畑を楽しそうに駆け回っている。
年月が過ぎて、父が亡くなって、父の残した日記で真実を知った。
仔犬を産んだジョン、次にまた仔犬が産まれると大変だと思ったと。。(犬の避妊など考えられなかった時代だったのだ)
そして娘の私の涙に酷く胸が痛んだと、綴ってあった。人に譲る決断は、理由はどうあれ、犬が好きだった父にとって、どんなに辛いものだったろうと、今は思える。
別れは必ずある。色々な別れ。幸せをいっぱいくれた彼らとの別れ。
慣れる事は決してないし、とても悲しいけれど、いつか受け入れることは出来るのだと。
「水の一生」いう絵本に救いを見いだす。山に降った雨が川になって海に行く、そして太陽に導かれて水蒸気となって空に上り、そしてまた雨になって川になって・・・・。と。
彼らもきっと生まれ変わって、またどこかで幸せな「犬生」を送って行くんだ。
そんな風に思うことにしています。